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「最終戦争の影」第1回 [DnD/d20]

11/3はISGCの例会で「最終戦争の影」をやりました。

参加者は
ギャッペル (ウィスパー・ノームの男性、バーバリアン1/ローグ2)
グラント (人間の男性、クレリック3 (ソブリン・ホスト))
ファイ (人間の男性、ウィザード4)
ラルフ (人間の男性、レンジャー2/サイキック・ウォーリアー1)
です。

ブライトン (人間の男性、バード2)
ブランコ (ウォーフォージドの男性型、アーティフィサー1/ファイター2)
は不参加でしたがシャーンまでの帰路は考慮されています。

以下ネタバレありのレポートです。

前回の冒険でトロランポートまで戻ってきた一行ですが、シャーンへ戻るための手筈を算段します。
シャーン、トロランポート間の直線距離を600マイル、オリエン交易ルート上の距離を745マイル、リランダー海上交易ルート上の距離を1200マイルとしています。
(http://www.wizards.com/default.asp?x=dnd/ebwe/20041206a の地図を参考にしています。)
一行は以下の方法を吟味します。

1. 徒歩
最も金銭的な負担は少ないですが、32日かかります。

2. オリエンキャラバンに同行
オリエンの二人は無料、他の人は25% (18.63gp) ですが、50日かかります。

3. オリエン馬車
キャラバンと違い護衛はつきませんが、移動速度が速く19日で着きます。
オリエンの二人は無料、他の人は25% (18.63gp) です。
チャーターした場合は、全員乗って1日20gpですむので格安です。

4. リランダーのセイリングシップ
9日で着き、1マイル当たり5spかかります。
チャーターした場合は1日あたり300gpです。

5. リランダーの飛空艇
2日で着きますが、1マイル当たり1gpかかります。
チャーターした場合でも1日1000gpかかります。

費用対効果と、海上ルートを嫌って、オリエン馬車をチャーターすることになりました。
イール、13日にトロランポートを経ち、ドラヴァゴ、3日にシャーンに到着します。

シャーンに到着して4日後のドラヴァゴ、7日、今日もシャーンは雨でした。
ギャッペル、グラント、ファイがバーミン塔にある伝達所の前を通ると、扉が破壊され中からかすかなうめき声が聞こえてきます。
伝達所をのぞいてみると、中は荒らされ、カウンターの後ろでうずくまるノームの事務員がいました。
助け起こして事情を聞くと、黒ローブの男と、コボルドが乱入してきて、写し取ったばかりのファイ宛の手紙を持ち去ったということです。
お金やメッセージストーンを含め、他に取られたものがないことから、その手紙が目的だったようです。

この場は事務員に任せ、市警に連絡しに行こうと伝達所を出ると、上空からジャイアント・アウルが急降下してきます。
不意打ちを食らったかと思いましたが、実はシビス氏族の用いる特別な伝令で、一行の足元に手紙を落とすと飛び去っていきました。

通常の方法での連絡が取れないことを知り、エラドレン嬢がよこした伝令でした。
以前助けてもらった、ファイに再び助力を請うというものです。
詳しい話は「壊れた金床亭」でするということです。
急を要するということなので、「光の道」の祠で瞑想中のラルフにセンディングで合流するように伝えます。
(うちの卓では途中参加することが多いため、2APでパーティ内のセンディングをできることにしています。)

壊れた金床亭へ入っていくと、一番奥のテーブルでエラドレンが待っていました。
鞄を1つ取り出し、とにかく時間がないから、それを持ってここを離れるように指示します。
しかし、時既に遅く、伝達所を襲ったとみられる黒ローブの男とコボルドが襲ってきます。
黒ローブ男はウォーフォージドで、クロスボウをつかってエラドレンを執拗に狙います。
深手を負ったエラドレンは一行にできるだけ早く鞄の中の手紙に書かれた目的地へ行くように伝え、カワード・パールを使用して逃げます。
(カワード・パールについては http://www.wizards.com/default.asp?x=dnd/ask/20060605a を参考にしています。)
カワード・パールによって残された霧で戦闘がなかなか進みませんでしたが、所詮はコボルド。
多少の手傷は負ったものの、ウォーフォージドともども倒しました。
ウォーフォージドの持っていたロングソードを回収し、後は女主人に任せ、壊れた金床亭を後にします。

どこかで鞄の中身を見ようと移動しながら思案します。
一行のそれぞれの部屋は危ないかも知れないし、かといって特にあてもないので、ギャッペルが暗がりでこっそりと見ます。

以前シャーンの地下から回収したものはクリエイティブ・パターンのスキーマで、サイアリにある秘密の工房の「ホワイトハース」に他のスキーマがある。 サイアリに行き、工房を探し、スキーマを回収することが今回の任務である。 工房を探すためには、ルカーン・ドラールのブラッディ・マーケットへ行き、ローズ・クオリィまでの案内をしてくれるフェイリンに遭うこと。 ローズ・クオリィからモーンランドに行き、ホワイトハースで二つ目のスキーマを発見する。 スキーマ回収後はルカーン・ドラールでエラドレンと合流すれば、報酬が支払われる。


ということでした。
他には、必要になるであろう装備品と、支度金、ルカーン・ドラールまでの旅行者証明書などが入っていました。

空路ではダルグーンに行く便がないので断念。
スターゲートまでライトニングレイルで行き、その後マーグーン・パスまでオリエンキャラバンに同行することを選択します。
オリエンの二人は無料ですし、他の人も1/4の価格で行けます。
ただ、最短で15日かかってしまうのが難点ですが、一行は海路はどうしても嫌だというので陸路を選択します。

ライトニングレイルでの旅は何事もなく過ぎ、オリエンのキャラバンと合流します。
荷馬車10台からなるそこそこ大きなキャラバンです。
それぞれの荷馬車には御者が1人と、5人の護衛がついています。
一行は殿の荷馬車の護衛を任されます。

3日目に何者かが着いてきているのに気が付きます。
その距離は徐々に近づいてきて、7日目についに襲撃にあいます。
バグベア十数体、ゴブリン40体あまりの軍勢で、一行の馬車にはバグベア1体とゴブリン3体が襲ってきました。
しかし、一行の前には無力でものの数ラウンドで撃退します。
他の馬車でも同じような状況で、全滅させるにはいたりませんでしたが、退けることができました。
再度の襲撃に備えていましたが、平地に入ったためかその後ルカーン・ドラールまでは何事もなく過ぎました。

ルカーン・ドラールに着いたあと、一行はキャラバンと別れ、ブラッディ・マーケットへ向かいます。
広場にテントが張ってあるだけの市場で、店主も客もゴブリン類かコボルドがほとんどです。
明らかに一行は門外漢で、非協力的な雰囲気をかもし出すゴブリンたちに手当たり次第に聞きまくり、フェイリンが「げんこつ亭」という名の宿を経営していることを突き止めました。

というところで今回は終了です。
2レベル4人用のシナリオに3レベル3人と4レベル1人で挑んだため戦闘は非常に楽でした。
しかし、ブライトンがいなかったため情報収集が思うようにいきませんでした。


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